2007年12月11日火曜日

日経「大機小機」:再分配大国ニッポン



今日の大機小機の眠り独楽子はいいことを書いて居られる。

抜粋:
  1. 財政再建をすすめるには三点セットが必要。経済成長、歳出削減、増税。
  2. 福田内閣になってからこの三点セットのすべてで方向感が見えなくなった。
  3. 成長力を高めるには法人実効税率の引き下げ、労働市場での規制緩和、医療や農業への企業参入の本格解禁などが必要だが、改革の流れは止まってしまった。
  4. 歳出の削減どころか、バラマキのオンパレード。余剰米の買い上げ、地方の道路整備への補助引き上げ、教員の増員要求も。
  5. 背景にはこの数年の格差論議とそれに乗った民主党の躍進がある。
  6. 再分配をもっと必要なほど日本は公正さを欠く国なのかといえばそうではない。社会保障制度などによる再分配を考慮したジニ計数は2005年に0.39で、三十年前から0.04しか上がっていない。諸外国と比べても格差は小さく、しかも安定している。
  7. ワーキングプア問題は生活保護などのセイフティーネットの問題だ。これを格差問題と位置づけたため、都市から地方へなどという再分配の声が高まった。
  8. 再分配大国ニッポンの財政再建は遠のいた。

こんなニッポンの心中するのはまっぴらとばかり、ニッポンの投資家の日本離れが著しい。日経センターの株式討論会では「もう日本株を売ろうという人は売ってしまったはず」など戯言を言っていた人がいたが、ところがどっこいそうではない。散人みたいに春と夏に売り損なって、今から売る機会をうかがっている人はまだまだとても多いと思う。おまけに売る理由が今になって出てきている新しい理由だ。証券優遇税制の小手先だけの「継続」は、むしろ逆効果だろう。

「カブ、カブあがれ、あがったら売るぞ」

Posted: Tue - December 11, 2007 at 02:18 PM   Letter from Yochomachi   Money   Previous   Next  Comments

2007年12月9日日曜日

「味は同じなので、産地表示などはどうでもいいと思った」(船場吉兆取締役)




但馬産と偽って九州あたりの牛肉を使っていた船場吉兆の責任者の弁。あはは、これは大名言だな。

今朝の日経「中外時評」で読んだが、百貨店の生鮮食品売り場では一尾7500円のサバが売られているという。「関サバ」と言うらしい。豊後水道で獲れたサバのことを指すが、同じ豊後水道のサバでも対岸の宇和島で水揚げされると「関サバ」とはならないので普通の値段で売られていると聞いた。全くアホらしいことである。

吉兆は腐っても鯛。食材の善し悪しぐらいは判断が付く。そのプロがニッポンのブランド農産物と普通の食材との間に品質の差はないと証言したのである。これは非常に重要。今はやりの粗製濫造「ブランド」はもとより、伝統的なブランドと言えど、実際は名ばかりなのである。

消費者にブランド信仰を植えつけ、その上でブランドを乱出させ(国産農産物は猫も杓子も「ブランド」指向なのですべての国産品は程度の差こそあれ「ブランド」らしい)、結局消費者から高いお金をぶったくろうとする農水省の企みが破綻することにも繋がりかねない大事件なので、彼ら農村利権集団はカンカンになって怒っている。いい気味だ。

消費者はもっと賢くなろう。悪徳農村利権集団にボラれるのはやめよう。

Posted: Sun - December 9, 2007 at 07:29 PM   Letter from Yochomachi   名言(迷言)集   Previous   Next   Comments (10)

2007年11月30日金曜日

「『海の色が変わった』と昔と同じような胸騒ぎを覚える」(田淵節也)



野村證券元会長の田淵節也氏は89年のバブルがはじける直前に「海の色が変わった」と発言し話題となった。日経新聞に今日まで「私の履歴書」を連載されてきたが(これ抜群に面白かったが、それはさておき)最終日の今日のコラムで、「その時感じたのと同じような胸騒ぎを覚える」と書かれている。

抜粋:
  1. 「アメッポン」と言われる日本は米国に振り回されてきた国だ。その米国が今また、大きく変わる節目にあるような気がしてならない。
  2. 来年の大統領選挙で民主党が勝てば、イラク戦争の厭戦気分が一団と高まり、中東情勢は混沌とするのではないか。
  3. 軍事力に陰りが出れば、ペーパーマネーのドルの信認が低下し、米国は金や原油、穀物などの実物資産を裏付けとする新しい通貨制度を考え出すのではないかと思う。
  4. そうなれば、金本位制が「ドル紙幣本位制」に変わって以来の大変化だ。世界中が混乱し、アメッポンの日本は一番大きな影響を受ける。すでに、政界はざわついてきた。
  5. 僕は安倍さんが総理になったとき、「蒸留水しか飲んだことがない人は持たないのではないか」と思った。
  6. 小沢一郎さんが天下を取るのか、小泉純一郎さんが再登場するのかは分からない。いずれにせよ、日本の政治も大揺れするのではないか。
  7. 高度成長期以来、ぬるま湯につかってきた日本は、久しぶりに大激動の時代を迎えるように思う。
  8. 僕は日本の将来を悲観も楽観もしていない。「職人国家」としてそれなりの世界でのステータスを保っていけると思うから心配していない。
  9. もっとも、軍事力も持たずに「金融大国」の幻想を抱いている人は幻滅するかも知れないが……。
  10. 改めて人生観を自問すれば「人間は太古の昔から同じことを繰り返している動物」と言うことだ。
  11. 人生は思った通りにはならない。だから人生は面白いのであり、結果的にハッピーなのではないか。
  12. 「人間三代でチャラ」とはよくいったもので、いいことばかりは続かないし、悪いことばかりも続かない。それもまた人生の面白いところだ。
  13. 人間は変わらないが、世の中は変わる。これが実感であり、不変の真実なのだと思う。
  14. ブラジルの港町サントスの海岸で、沈む夕日を背に、奴隷の子孫の黒人が跪き、先祖の故郷アフリカに向かってお祈りする姿に、ただ感動した(ことがある)。心に焼き付いて離れない光景だ(った)。

なんか最後は「2001年宇宙の旅」の不思議な映像を思い出すようで、実に見事だ。この「私の履歴書」を読まれていない人がいるなら、図書館でコピーしてでも読むべきだと思う。日本の戦後経済史そのものなのである。今や歴史となった時代の局面局面での整理の仕方が実に良い。また田淵節也氏の人柄のすばらしさがまともに伝わってくる文章がいい。

さて、この最終回での総括をどう読むか。投資戦略にどう活用するか、である。散人なりの戦略:
  1. 日本株は、グローバルでかつ業界断トツ企業を残して売る。
  2. ドル資産は、ポートフォリオの20%以内に。同じ比率以上のドル以外の外貨資産(ADRなどの外貨連動資産でも可)を持つこと。円比率は半分程度に。
  3. 債券比率を大幅に増やす。世界REIT(もしくは人口増加地域での実物収益不動産投資)を増やす。
  4. 新興国株式投資はまんべんなくやっておくこと。どこが伸びるか分からない。当然資源国は忘れずに。
  5. 金は収益を生まないからやらない。もしドルが金に連動するようになるなら、ドルを持っていても同じこと。

まあ、台風対策として大きくは間違っていないと思う。問題は実行力だな。今年に入って三度も、決めていたのに日本株を売る機会を逃してしまったから。

2007年11月21日水曜日

旧ブログ「永井荷風」カテゴリータイトル一覧

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荷風は釣りが好きだった!


3/17 Today 永井荷風、放水路の風景を発見 (1936)




「国内の旅行は徒に不当なる通行税と申すものを政府に献上致すためのやうに存ぜられ、それが無念に候」



持田叙子「おうちを、楽しく」(三田文学)……目からウロコの荷風論




日経:荷風を通じて時代の最先端が見える!



荷風塾 No11: "荷風と月 ー『断腸亭日乗』の驚くべき正確さー
"


荷風塾 No10: "荷風が浅草で最後に飯を食った店はどこか?"


荷風塾 No9: "荷風と山鳩"



荷風塾No8: "荷風はどうして時代が読めたのか"


荷風塾 No1 〜 7 menu


荷風塾「荷風が愛した(?)南高橋」




荷風塾:荷風はうなぎが好きだったのか?


Kafu 荷風塾学校通信 No12 荷風と散歩


日経:晩年の荷風と小林青年(川本三郎)


荷風関連文献リスト、荷風経済年表ダウンロード


Kafu School News No16 「小説作法」


Kafu 学校通信 No20 荷風と「教養主義」


『永井荷風の生涯』(小門勝二)……小門勝二が嫌いな人もこれを読めば考えが変わるかも


荷風関連文献リスト、荷風経済年表(2004.9.4更新)


永井荷風の終焉の家の今、門だけは当時のまま


Kafu School News No15『濹東綺譚』生原稿3000万円入札不調


Kafu School News No19 荷風と関東大震災


荷風塾学校通信 No.22 荷風についてのエントリーINDEX (11/12 月)


永井久光『父荷風』上梓なる!……これは大ニュース

荷風、漱石、三島由紀夫の微妙な関係……新説ですぞ!


「荷風のこだわり」(東理夫)


サイデンステッカーが一番愛した日本の作家、永井荷風


荷風塾:なんと「荷風!」という雑誌(にちぶんMOOK)が発売されている!


荷風関連文献 / Google で Excel File の検索とDLが可能!


Kafu School News No18 荷風と高見順


Kafu 荷風塾学校通信 No14 荷風と神戸




「珊瑚集私註」




















2007年11月19日月曜日

日経:中国の一人あたり豚肉消費量は日本の二倍



今朝の日経。ニッポンイストが「飢え死に寸前」と喧伝する中国大衆の栄養状況は意外と良いらしい。もう少し調べたくて現代アジア研究所の資料を見るとこんな研究レポートがあった:
主食・食肉の変化:日本・中国大陸・台湾 : "取得できた資料を2本掲載した。これでみると、1970年代末から、食生活は急速に改善されていることがわかる。また、80年代期には日本の摂取水準を凌駕し、3,000カロリー水準に到達しつつあることが知られる。ドル表示の1人当たりGNPは、88年、日本が20,120ドル、大陸中国は330ドル (ちなみに台湾は5,430ドル、いずれも1980年固定価格)で、大陸中国は日本の60分の1、台湾は11分の1である。その社会が1人当たりカロリー摂取量が日本より多いという状況になった。"

多ければいいというものでもないが、少なくていいというものではない。ニッポン政府は「メタボ、メタボ」を繰り返し、食べすぎないことが良いことだと宣伝しているが、自分たちが国民に十分に食い物を供給できないいいわけとして問題をすり替えているにすぎない。戦時中、宮沢賢治の詩「アメニモマケズ」のなかの「一日玄米4合と……」を「一日玄米2合と……」と書き換えた軍国政府と違わないではないか。

以前テレビで鎌倉武士の食生活が紹介されていたが、一日玄米5合にミソと野菜と魚。トータルで3000キロカロリーが優に超えていたと推定されると。それが鎌倉武士の強さの秘密。やはり十分に食べられない国民は元気が出ないのである。

最近、生活保護が受けられなくて餓死した人の話や、フリーターが一回の食事をそうめん一束(50グラム)に抑えて生活している例などを聞くと、現代日本はやはりおかしいと思う。生活の一番の基本である食料品の値段が余りにも高すぎるのである。その結果日本は先進国としては異常にエンゲル係数が高い。

理由は、言わなくてもお分かりになると思うが、ノーソン既得権集団が日本の食料品価格を恣意的に釣り上げているからに他ならない。

このままでは北京オリンピックばかりか経済戦争でも中国にボロ負けしそう。「腹が空いては戦は出来ない」のである。

2007年11月13日火曜日

「永い時を経て琵琶湖に適応して生息している生物は,皆かけがえのない存在です」(天皇陛下)



今回の天皇陛下のブルーギル発言を、大衆環境攘夷主義者に迎合するマスコミは「天皇陛下の自己批判」として大々的に報道しているが、先のエントリーで書いたようにこれは天皇陛下の真意を曲げて報道しているものだ。このエントリーのコメント欄で教えてもらったが、唯一京都新聞だけが「ご挨拶」での天皇陛下の違う趣旨の言葉を引用している。真実はどこにあるのか? 宮内庁のホームページで天皇陛下のご発言の全文を手に入れた。

これがそのご挨拶の全文である:
◇天皇陛下のおことば
第27回全国豊かな海づくり大会
平成19年11月11日(日)(滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール)

 第27回全国豊かな海づくり大会が,湖では初めて,ここ滋賀県大津市の琵琶湖畔において開催されることを,誠に喜ばしく思います。 
 琵琶湖は永い歴史と広大で多様な環境を有し,湖に固有の多くの生物を宿しています。これら固有の生物はそれぞれ琵琶湖の環境に適応し,幾つかの種類では近似種間で生態や生育水域を異にしてすんでいます。琵琶湖には3種のナマズがすんでいますが,その中の2種ビワコオオナマズとイワトコナマズは1961年に友田淑郎博士によって新種として記載されたものです。湖岸部を住処(すみか)とするナマズに対して,ビワコオオナマズは沖合で魚を追い掛けて生活し,イワトコナマズは岩礁地帯に生息して真横に突き出た目で小魚やエビを探して食べています。かつて池でナマズとビワコオオナマズを飼ったことがありましたが,浮き餌(え)の食べ方が両者で異なり,ナマズが上方のものを食べるのに適しているのに対し,ビワコオオナマズは前方のものを食べるのに適しているように思いました。これらの環境に適応した種類を見る時,生物進化の妙を深く感じます。
 この琵琶湖において,近年,集水域や湖畔での経済活動により水が汚染し,魚類の産卵繁殖場が減少するなど環境の悪化が進んできました。外来魚やカワウの異常繁殖などにより,琵琶湖の漁獲量は,大きく減ってきています。外来魚の中のブルーギルは50年近く前,私が米国より持ち帰り,水産庁の研究所に寄贈したものであり,当初,食用魚としての期待が大きく,養殖が開始されましたが,今,このような結果になったことに心を痛めています。
 昭和52年に,初めて大規模な淡水赤潮が発生したことを契機として,琵琶湖の環境保全のための真剣な取組が開始され,以来,産卵繁殖の場であるヨシの生い茂る地帯の造成や,湖岸の清掃,周辺の山々の植林など,多くの人々が協力して,最近は湖の環境は良くなってきていると聞きます。再び魚影豊かな湖となることを期待しています。
 永い時を経て琵琶湖に適応して生息している生物は,皆かけがえのない存在です。かつて琵琶湖にいたニッポンバラタナゴが絶滅してしまったようなことが二度と起こらないように,琵琶湖の生物を注意深く見守っていくことが大切と思います。
 この大会が河川,湖沼の生物を愛する心を培い,皆で豊かな湖(うみ)づくりに励む契機となることを願い,大会に寄せる言葉といたします。


http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/okotoba-h19-01.html

まともな国語読解力がある人はじっくりと読んで欲しい。いろいろの利害関係者にご配慮された表現とはなっているが、天皇陛下の真意はあくまでも最後のパラグラフにある「永い時を経て琵琶湖に適応して生息している生物は,皆かけがえのない存在です。」という一言である。これはまるで疑問の余地はない。

つまり「ブラックバスであれ、ブルーギルであれ、わが国に永く適応して生き長らえた生物は、天皇陛下の臣民である。みんな虐めずに大切にして欲しい」という今風の「環境攘夷論者」を諫める天皇陛下の強烈なメッセージなのである。

天皇陛下は、今の日本国民が外国嫌い(ゼノフォビア)攘夷主義に陥っていることを危惧されているのだと思う。これはとても危険な風潮である。最近米国の社会学者が、米国の外来生物排斥運動と米国の好戦的な内向きゼノフォビア志向の間に有意の関係があると統計的に立証したが(ここ)、今のニッポンでは確実にその傾向がうかがえる。2chなどではアホらしいほど顕著だ。滋賀県知事ともあろう人が、2ch並みの頭脳構造の持ち主であることが情けない。

Posted: Tue - November 13, 2007 at 07:29 PM   Letter from Yochomachi   名言(迷言)集   Previous   Next   Comments (7)

2007年10月27日土曜日

ムクドリの大群が来襲!



朝起きると暗くて雨。庭でヒヨドリが二羽ギャーギャーやっているが、突然、東の空から大きな野鳥の大群がやってきて目の前の電線にとまる。留まりきれないやつは文字通りこぼれ落ちている。ムクドリだ。ヒヨドリは慌てて逃げ出した。

広角レンズがなかったのが残念。その一部:



アップにしてとったのがこれ。ムクドリだと分かる:


 
ムクドリは北の丸公園、明治神宮、新宿御苑、箱根山でごく普通に見られる野鳥。夕方に大群でねぐらを作るが、朝起きるときもみんな一緒に行動するのだ。

Posted: Sat - October 27, 2007 at 09:48 AM   Letter from Yochomachi   野鳥観察   Previous   Next  Comments (2)

2007年10月17日水曜日

定年団塊世代を農業に引っ張り込もうとして躍起の農協、騙された団塊定年世代の哀れな末路



昨日のNHK首都圏だが、今日の朝の早い時間にもやっていたようだ:
Yahoo!テレビ - おはよう日本: "農業担い手の切り札・狙いはサラリーマン"
これじゃ、ニッポンの農業に未来はないと、断言できる。

最初にやっていたのは関東の農村で、農協は農家の息子のサラリーマンで定年になった連中に狙いを付けて戸別訪問で勧誘している。いい爺さんが、親(農民)譲りの豪邸に住んで、もう悠々自適で暮らしたいと言っているのに「ほうれん草を植えれば年に百万円になりますよ」と無理やり勧誘。他にも相続税対策に有利だとかなんとかいっているはずだが、さすがに番組ではそれは放映されなかった。爺さんの方は時間つぶしに盆栽でもするかと思っていたのだが、盆栽はお金が儲からないけれど、ほうれん草なら年金に上乗せのお小遣いになる、趣味の園芸程度で今どき年百万円余分に稼げるのならと「定年帰農」の決断をする。そんな気持ちでニッポンの農業をやって貰っては困るのである。

もうひとつの例は、関西でのケース。農協が、会社生活に嫌気がさして「自然生活に憧れる」逃避型軟弱サラリーマンをうまく騙して農地を貸して「作男」にする戦術の紹介。会社の搾取は逃れて逃避しようとしている心理を巧く利用するのだが、彼らは永遠に地主の搾取下に入るのである(要は小作農だ)。おまけになけなしの貯金を農業に投資してしまうのだから、一種の詐欺商法。ナイーブな自然派サラリーマンの末路はすでに確定している。可哀想でならない。

その一方で、真面目に国際競争力のある農業を目指して頑張りたいという若い農業青年は、耕作放棄農地ですら借りられずに大規模農作が出来ないでいる。地主はやがて農地の宅地転売で儲けるつもりだからの本格的な農業実業家への借地権の発生を嫌うのである。彼ら農村青年は「定年帰農」なんか頼むから止めてくれと切実に訴えている。ノーソンには前近代的な欲ボケ爺さんが多すぎるのだ。サラリーマンを農村に呼び寄せようというのはノーソン票を増やそうとする農協の「政治的」集票作戦の一貫だなのであろうが、これがニッポンの農業の近代化を阻んでいるのである。

この辺りの現実については、この本を読まれることをお奨めする。改革の意欲に燃える農村の若い世代が如何に現状にフラストレーションを感じているかがよくわかる。はっきり言って年寄りは農村に居って欲しくないし、さらに都会から爺さんなんか來て欲しくないという。その通りだと思う。良書です:

農の戦犯—誰が農業をダメにしたのか
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2007年10月10日水曜日

ポリコレヒステリーが支配するニッポンは売りだ


アサヒ:規制緩和でタクシーの事故が多発している……こういうヒステリーが支配するニッポンは売りだ


今日のアサヒ:
asahi.com:タクシー、地方都市で事故多発 規制緩和がひずみ生む -
これを読んで「そうだそうだその通り」と感じる人が多すぎることがニッポンの問題なのである。

ニッポンでは「安全」のためなら、なんでも通ってしまう。とにかく「人間の命は地球より重い」と公言してテロリストを釈放した総理大臣を選んだ国民なのだから、こと安全が関係すると、その対策にかかる経費の大きさは度外視される。そこにつけ込むのが地方利権集団。自分たちの都合のいい方向にお金を誘導する。いままで散々そんなことをやって来たのでニッポン経済は完全に落ち目になってしまった。

同じタクシー料金の問題で、今日の日経「大機小機」(六光星子)はこう書いている。このような合理的な意見はなぜかニッポンでは無視されるのだが、こういう意見にこそ耳を傾けるべきではないか:
  1. タクシー運賃の値上げが認可される見通しとなった。参院選での与党惨敗で自民党の規制改革論者も諦めた。格差是正を旗印にされると、当否は抜きに誰も逆らえない風潮が充満している。
  2. だが、弱者配慮や格差是正が高じて経済原則まで曲げていいわけではない。
  3. 価格は需要と供給でき決まる。東京のタクシー台数は十年前より13%増え、乗客は3%減った。むしろ値下げするか台数を絞るのが筋だ。需要不足なのに値上げするのは、クリスマスイブの翌朝にケーキを値上げするようなものだ。
  4. コストをもとに値段を決定するのは社会主義計画経済のやり方だ。苦しければ値上げで助けてくれるなら私も明日からタクシー会社を作りたい。
  5. たかがタクシー値上げと侮るなかれ。今回の件は氷山の一角で、格差是正の名の下に経済合理性を軽視したバラマキ善政が幅を利かせようとしている。日本は折角歩み始めた改革の道を捨て、再び大きな政府の高コスト国家に戻りつつある。

でも、残念ながら、こういったまともな意見は無視されて、ニッポンは「格差是正」という集団ヒステリー心理に支配されている。得をするのは特定利権集団だけで、損をするのは一般国民だ。一般国民が損をしてしまうので、経済の低迷は続かざるを得ない。

さて、こんなニッポンにどう対処するかだが、都市住民は投票権が不当に差別されているので選挙で投票しても地方特定利権団体には勝てない。結局「ニッポンを売る」以外、自衛手段はない。年末に掛けて日本株はドラスティックに処分しようと真剣に考えている。


2007年9月22日土曜日

荷風関連文献リスト

タイトルをクリックするとHTMLファイルに移動します。内容は、Read More を。

荷風関連文献 INDEX 作成日 2002.07.27
(余丁町散人蔵書) 更新日 2003.2.13
余丁町散人
著者名 書籍タイトル 出版社 出版年月日 Remarks
相磯凌霜 荷風先生の近況 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
赤瀬雅子 永井荷風とフランス文学 荒竹出版 1976.04.30 エミール・ゾラの影響、『ふらんす物語』と象徴派詩人、『あめりか物語』
赤瀬雅子 永井荷風 比較文学的研究 荒竹出版 1986.05.10 ゾラ、モーパッサン、ロティ、レニエ。荷風の文体など
赤瀬雅子 永井荷風とフランス文化 荒竹出版 1998.11.01 荷風とアンリ・ド・レニエ、『断腸亭日乗』にみる韓国観、日本近代文学に
赤瀬雅子・志保田務 永井荷風の読書遍歴 荒竹出版 1990.02.20 年代別、著者索引付き
秋庭太郎 考證永井荷風 岩波書店 1966.09.10
秋庭太郎 金富町の家 岩波書店 1971.02.01 旧版「荷風全集」月報1
秋庭太郎 荷風の戯曲 岩波書店 1972.01.01 旧版「荷風全集」月報12
秋庭太郎 永井荷風傳 春陽堂書店 1976.01.20
秋庭太郎 荷風外傳 春陽堂書店 1979.07.22
秋庭太郎 結婚と父の急死付再婚と慶應義塾退職のこと 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
秋庭太郎 新考永井荷風 春陽堂書店 1983.03.20
秋庭太郎 永井荷風伝 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
東秀紀 荷風とル・コルビュジエのパリ 新潮社 1998.02.25 1908年3月、パリに旅装を解いた二人の若者がいた。永井荷風とル・コ
網野義紘 永井荷風 清水書店 1984.10.25 人と作品の解説
網野義紘 『ふらんす物語』における荷風のフランス 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
網野義紘 荷風文学とその周辺 翰林書房 1993.10.20 浅草で育った著者が荷風をはじめ万太郎・順一郎・康成の世界を検証する浅
網野義紘 『断腸亭日乗』私見 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報27
網野宥俊 名作『すみだ川』を偲ぶ 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
網野義紘 対談荷風文学の軌跡 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
鮎川信夫 「断腸亭日乗」昭和十年前後 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
荒俣宏 大都会隠居術 光文社 1996.11.20 都会の隠者列伝 荷風散人。小門勝二、紀田順一郎の文章も掲載
安藤英男 写真について 岩波書店 1973.01.01 旧版「荷風全集」月報24
飯島耕一 『偏奇館吟草』再読 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
飯島耕一 永井荷風論 中央公論社 1982.12.10 荷風の作品全般について。特に荷風の詩に対して高い評価。萩原朔太郎と『
伊狩章 永井荷風とモーパッサン 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
生島遼一 『家』と『つゆのあとさき』 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
生島遼一 『つゆのあとさき』 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
生松敬三 荷風戦後日記雑感 岩波書店 1973.02.01 旧版「荷風全集」月報25
池上弘山人 偏奇館回想 岩波書店 1973.01.01 旧版「荷風全集」月報24
池上浩山人 儒教的教養 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
池田弥三郎 東京・「日和下駄」以後 岩波書店 1972.02.01 旧版「荷風全集」月報13
石内徹 荷風文学考 クレス出版 1999.07.25 荷風と太宰ーその反俗の構造、荷風・浅草・異郷、ほか
石内徹 「つゆのあとさき」の前後 ー『断腸亭日乗』クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
石川淳 敗荷落日 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
石川淳 「四畳半」裁判における証言 大空社 1997.09.11 『「四畳半襖の下張」惣ざらえ』に収録
石阪幹将 都市の迷路 白地社 1994.04.30 地図のなかの荷風、『日和下駄』の思想、「すみだ川」の地図、都市のなか
磯田光一 永井荷風 講談社 1979.10.05 父と子と、もう一つの西洋、隅田川考、冷笑の構造、『腕くらべ』の新橋、
磯田光一 隅田川考 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
磯田光一 永井荷風 講談社 1989.01.10 1979年10月『永井荷風』の文庫化。解説 吉本隆明
磯田光一 銀座復興 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
五木寛之 「四畳半襖の下張り」裁判証言 「面白半分」 1974.08.17 「面白半分」増刊号、裁判証言全記録
伊藤整 荷風文学の真髄 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録、座談会(伊藤整、武田泰淳、三島由紀夫)
猪野謙二 荷風断想 岩波書店 1971.02.01 旧版「荷風全集」月報2
井上ひさし 「四畳半襖の下張り」裁判証言 「面白半分」 1974.08.17 面白半分増刊号、裁判証言全記録
揖斐高 荷風と江戸風景 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報8
今田哲夫 下谷叢話のこと 岩波書店 1972.04.01 旧版「荷風全集」月報15
今村仁司 遊歩者としての荷風 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報7
入江光子 「地獄の花」論 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
巌谷栄二 木曜会と荷風先生 岩波書店 1973.05.01 旧版「荷風全集」月報28
巌谷愼一 木曜会のこと、花柳仁義のこと 岩波書店 1971.02.01 旧版「荷風全集」月報2
巌谷眞一 木曜会と荷風先生 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
臼井吉見 風俗小説の諸相『つゆのあとさき』 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
内田魯庵 戯作者の誇り 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
宇野浩二 永井荷風の印象 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
宇野浩二 荷風の小説 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
梅本洋一 都市と戦争 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
江藤淳 米国で遊んだ荷風 岩波書店 1973.02.01 旧版「荷風全集」月報25
江藤淳 永井荷風 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
江藤淳 二つの日記について 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
江藤淳 荷風散策ー紅茶のあとさきー 新潮社 1996.03.28 『おかめ笹』の地誌、『うゆのあとさき』の驟雨、橋の彼方の世界、戦時中
江藤淳 『つゆのあとさき』の驟雨 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
円城寺清臣 荷風先生と帝劇 岩波書店 1972.01.01 旧版「荷風全集」月報12
遠藤周作 荷風日記について 岩波書店 1972.08.01 旧版「荷風全集」月報19
遠藤周作 荷風日記について 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
遠藤周作 一枚の写真ー「荷風ぶし」について 新潮社 1985.09.25 新潮日本文学アルバム収録エッセイ
大江健三郎 啓蒙的な荷風 岩波書店 1972.05.01 旧版「荷風全集」月報16
大岡昇平 日記文学の魅力 岩波書店 1971.08.01 旧版「荷風全集」月報7
大島隆一 荷風散人と柳北 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
大島隆一 荷風先生と柳北日記 岩波書店 1972.09.01 旧版「荷風全集」月報20
太田三郎 アメリカの永井荷風 岩波書店 1971.04.01 旧版「荷風全集」月報3
太田三郎 荷風の知られざる在米時代 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
大野茂男 君江 ー昭和女給の記念碑像ー クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
小門勝二 荷風耽蕩 有紀書房 1960.03.05
小門勝二 荷風歓楽 河出書房新社 1962.12.10 実に日本エッセイストクラブ賞受賞作品です。
小門勝二 荷風パリ地図 毎日新聞社 1964.07.10 別ペンネーム「小山勝治」名で執筆。「フランスの女を日本の女にたとえた
小門勝二 新・ふらんす物語 講談社 1964.12.10 「パリの町をさまよい歩いた著者が描きあげたパリのぼく東綺譚」ですと。
小門勝二 荷風本秘話 図書新聞社 1966.11.25
小門勝二 永井荷風とパリ ボナンザ「本の本」 1975.12.01 対談(小門勝二、高橋邦太郎)
小門勝二 古書会の三種の神器 ボナンザ「本の本」 1975.12.01 「本の本」特集・永井荷風
小門勝二 荷風歓楽 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
小門勝二 ぼく東の荷風散人 光文社 1996.11.20 『大都会隠居術』に掲載
岡野他家夫 人のとひなば・かくといはまし 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
岡野他家夫 荷風の俳号と初期の作 岩波書店 1971.02.01 旧版「荷風全集」月報1
小川丈夫 浅草ばなし 岩波書店 1972.10.01 旧版「荷風全集」月報21
奥野信太郎 永井荷風における好色趣味 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
奥野信太郎 荷風と金銭 岩波書店 1972.09.01 旧版「荷風全集」月報20
奥野信太郎 荷風と中国文学 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
奥野信太郎 荷風文学鑑賞「つゆのあとさき」 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
尾崎久弥 荷風大人と江戸物 岩波書店 1972.10.01 旧版「荷風全集」月報21
小沢愛圀 三田の文科と荷風 岩波書店 1972.02.01 旧版「荷風全集」月報13
小沢昭一 ぼくの浅草案内 筑摩書房 2001.10.10 付録に「『ぼく東綺譚』と私」、「しかしねェ、荷風おじいちゃま、あなた
小田切秀雄 荷風『花火』の問題 岩波書店 1972.07.01 旧版「荷風全集」月報18
小野寿美子 「市兵衛町の先生」 岩波書店 1972.12.01 旧版「荷風全集」月報23
小野_子 荷風の<女>はどう読まれてきたか 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
開高健 俗と反俗と釘と金槌 岩波書店 1972.12.01 旧版「荷風全集」月報23
開高健 「四畳半襖の下張り」裁判証言 「面白半分」 1974.08.17 面白半分増刊号、裁判証言全記録
開高健 俗と反俗は釘と金槌 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
加賀乙彦 『断腸亭日乗』の個人性 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報21
嘉治隆一 荷風大人と私 岩波書店 1972.07.01 旧版「荷風全集」月報18
鹿島茂 近代の誕生、「荷風」の成立 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)徹底討論(川本三郎vs鹿島茂)殺風景に惹
片桐顕智 荷風先生と放送 岩波書店 1972.05.01 旧版「荷風全集」月報16
勝本清一郎 私家版「ぼく東綺譚」二種 岩波書店 1971.10.01 旧版「荷風全集」月報9
加藤郁乎 断腸亭俳諧 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報25
加藤周一 荷風という現象 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
金沢大士 荷風型自適人生 近代文藝社 1994.11.15 人生の詠嘆としての俳句など
亀井俊介 荷風のアメリカ 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報28
唐木順三 『小説作法』と『罹災記録』 岩波書店 1972.03.01 旧版「荷風全集」月報14
川副国基 ゾラからモーパッサンへ 岩波書店 1972.08.01 旧版「荷風全集」月報19
川端康成 永井荷風氏の「つゆのあとさき」 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
川端康成 谷崎潤一郎氏の「つゆのあとさき」論についてクレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
川本三郎 荷風と映画 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報24
川本三郎 荷風と東京 都市出版 1996.09.05 「老い」の見立て、山の手の子の下町住まい、崖の上の家、庭好む人、淡泊
川本三郎 近代の誕生、「荷風」の成立 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)徹底討論(川本三郎vs鹿島茂)殺風景に惹
川本三郎 荷風と東京 都市出版「東京人」 1998.09.01 特集「荷風と東京の戦後」
川本三郎 荷風好日 岩波書店 2002.02.25 荷風の魅力を語るエッセイ集
河盛好蔵 晩年の日記 岩波書店 1972.07.01 旧版「荷風全集」月報18
河盛好蔵 荷風先生とフランス文学 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
河盛好蔵 仏文学者永井荷風教授 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報6
河盛好蔵 永井荷風 人と作品 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
ドナルド・キーン 永井荷風(日本文学の歴史 12) 中央公論社 1996.03.10 全作品解説、フランス文学への愛着、江戸文化へのノスタルジア、漢詩趣味
ドナルド・キーン 声の残り わたしの文壇交遊録 朝日新聞社 1997.07.15 市川の荷風宅を訪問したとき、荷風のズボンの前ボタンが全部はずれていた
ドナルド・キーン わたしの荷風会見、目撃記 都市出版「東京人」 1998.09.01 特集「荷風と東京の戦後」
紀田順一郎 日記としてみた『断腸亭日乗』 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報14
紀田順一郎 略して記さず(『日記の虚実』より) 光文社 1996.11.20 『大都会隠居術』に掲載、平井程一(呈一)と荷風、越前堀の於岩稲荷
紀田順一郎 略して記さず『断腸亭日乗』 三一書房 1998.11.30 紀田順一郎著作集7に収録。平井程一と荷風、創作的日記、日記と自作で攻
紀田順一郎 永井荷風ーその反抗と復讐 三一書房 1998.11.30 紀田順一郎著作集7に収録。戦時下の荷風、学ぶ荷風、観察する荷風、探求
北野克 市河三陽著「□録」について 岩波書店 1971.11.01 旧版「荷風全集」月報10
木村荘八 荷風先生小感 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
草森紳一 水に浮かびて流れゆく 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
久保田淳 電車、恩曲、そして荷風とその周辺 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報15
久保田万太郎 三田時代の荷風先生 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
桑原武夫 永井荷風 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
河野多恵子 『腕くらべ』の妙味 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報16
紅野謙介 性、大陸、コロニアリズム 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
小島政次郎 荷風の系図 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
小島政次郎 鴎外荷風万太郎 文藝春秋新社 1965.09.05 「男と女との間に、片恋という悲しい恋があるように、男と男の間にも、そ
小林信彦 永井荷風と私 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報3
小林秀雄 「ひかげの花」 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
小林秀雄 『ひかげの花』 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
小林秀雄 純粋小説といふものについて クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
小堀杏奴 古寺と荷風先生 岩波書店 1972.06.01 旧版「荷風全集」月報17
小堀杏奴 荷風先生の生き方 ボナンザ「本の本」 1975.12.01 「本の本」特集・永井荷風
小森陽一 歴史ー地政的作家永井荷風 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
小山勝治 荷風パリ地図 毎日新聞社 1964.07.10 「小山勝治」名での執筆だが「小門勝二」の別名。「フランスの女を日本の
近藤信行 わたしの荷風会見、目撃記 都市出版「東京人」 1998.09.01 特集「荷風と東京の戦後」
近藤富枝 永井荷風文がたみ 宝文館出版 1968.07.20 ほろびし東京の歌、近藤富枝の処女作、荷風が情熱を傾けて描いた江戸名残
近藤富枝 荷風、そぞろごと 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報13
近藤富枝 永遠の散歩者永井荷風 日本交通公社 1996.02.01 『永井荷風の愛した東京下町』に収録
近藤富枝(監) 永井荷風の愛した東京下町 日本交通公社 1996.02.01 古き銀座、日和下駄で歩いた町、究極のシングルライフ、浅草、ぼく東綺譚
エドワード・G・サイデンステ永井荷風の魅力 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報17。「日本を知るにはまず荷風を読むように」とコロン
斉藤綾子 So Kindly, So Tough 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
坂上博一 『ぼく東綺譚』論 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
坂上博一 荷風における新柳二橋 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報4
坂上博一 永井荷風ノート 桜楓社 1978.06.20
坂上博一 永井荷風の魅力 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
坂上博一 「つゆのあとさき」論 ー「腕くらべ」との比クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
阪本越郎 荷風の天皇観 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
阪本越郎 永井家の紋所 岩波書店 1972.01.01 旧版「荷風全集」月報12
櫻むつ子 仲間 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
佐々木基一 エーゲ海の月夜に荷風を想う 岩波書店 1971.05.01 旧版「荷風全集」月報4
笹淵友一 つゆのあとさき クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
佐藤観次郎 晩年の荷風先生 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
佐藤忠夫 永井荷風と映画 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
佐藤春夫 荷風雑感 国立書院 1947.12.15
佐藤春夫 「ぼく東綺譚」 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
佐藤春夫 小説永井荷風 新潮社 1960.05.06 「自然死による覚悟の自殺」
佐藤春夫 夢に荷風先生を見る記 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
佐藤春夫 ぼく東綺だんを読む 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
佐藤春夫 永井荷風 ーその境涯と芸術 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
里見とん 変人の世界 岩波書店 1971.08.01 旧版「荷風全集」月報7
沢田卓爾 荷風追想 岩波書店 1972.11.01 旧版「荷風全集」月報22
三笑亭夢楽 わたしの荷風会見、目撃記 都市出版「東京人」 1998.09.01 特集「荷風と東京の戦後」
塩崎文雄 『日和下駄』 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
志賀直哉 荷風のこと 岩波書店 1971.07.01 旧版「荷風全集」月報6
渋川暁 雑誌「文明」の意義 岩波書店 1973.02.01 旧版「荷風全集」月報25
渋沢孝輔 荷風の詩歌作品 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報26
澁澤龍彦 ウィタ・セクスアリス 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
四方田犬彦 荷風の時間意識 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報11
祝振媛 永井荷風の漢詩文 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
清田文武 『雨蕭蕭』 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
白井吉見 荷風の詩について 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
白井弘司 永井荷風は第二芸術家か 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
新藤兼人 老人読書日記 岩波書店 2000.12.20 「荷風の断腸亭日乗」と題した章で、尾張屋と荷風の関係について。「尾張
真銅正宏 荷風万華鏡 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
真銅正宏 永井荷風・音楽の流れる空間 世界思想社 1997.03.31 荷風と音楽、洋楽と邦楽のはざまで、荷風周辺の文学者と音楽、日本オペラ
真銅正宏 永井荷風と伝統芸能 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
末延芳晴 「書く」こととの出会いを求めて 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
末延芳晴 永井荷風の見たあめりか 中央公論社 1997.11.10 船室夜話、タコマ、セントルイス、シカゴ、ハドソン河、ポトマック河畔、
末延芳晴 『あめりか物語』から『ふらんす物語』へ 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
須賀敦子 偏奇館の高み 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報23
菅野昭正 永井荷風巡歴 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報1−30連載
菅野昭正 永井荷風巡歴 岩波書店 1996.09.26 荷風小説の始まり「深川の唄」、エミール・ゾラの方へ、ふらんすに賭ける
菅野昭正 小説家・永井荷風 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
菅野昭正 『つゆのあとさき』まで クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
菅野昭正 自然主義の精製 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
菅原明朗 荷風の思い出 岩波書店 1972.12.01 旧版「荷風全集」月報23
菅原明朗/永井智子 歌劇「葛飾情話」上演まで 岩波書店 1972.01.01 旧版「荷風全集」月報12
杉浦明平 荷風日記について 岩波書店 1972.10.01 旧版「荷風全集」月報21
杉野橋太郎 ぼく東綺譚前後 岩波書店 1971.10.01 旧版「荷風全集」月報9
杉森久英 荷風と啄木 岩波書店 1972.06.01 旧版「荷風全集」月報17
助川徳是 荷風の「江戸」ノート 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
鈴木文孝 若き荷風の文学と思想 音羽製版 1995.01.25 近代日本に於ける西欧文明の摂取、永井禾原のアメリカ遊学、『あめりか物
関秀一 円本と先生と私のこと 岩波書店 1972.08.01 旧版「荷風全集」月報19
関根歌 丁字の花 岩波書店 1972.09.01 旧版「荷風全集」月報20
瀬沼茂樹 初期作品の思想 岩波書店 1971.02.01 旧版「荷風全集」月報2
高木進 断腸亭の最後 岩波書店 1972.09.01 旧版「荷風全集」月報20
高島達四郎 永井荷風を懐ふ 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
高田瑞穂 荷風における「果敢ない覚悟」 岩波書店 1972.10.01 旧版「荷風全集」月報21
高田瑞穂 荷風とダンディズム 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
高遠弘美 書を読む人荷風。そして彼の人も亦 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
高橋義孝 永井荷風・人間と文学 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
高橋治 わたしの荷風会見、目撃記 都市出版「東京人」 1998.09.01 特集「荷風と東京の戦後」
高橋俊夫 永井荷風と絵画(浮世絵) 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
高橋俊夫 『花火』をめぐる断想 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
高橋世織 表象奇談 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
高橋邦太郎 荷風先生とぼくたち 岩波書店 1972.11.01 旧版「荷風全集」月報22
高橋邦太郎 永井荷風とパリ ボナンザ「本の本」 1975.12.01 対談(小門勝二、高橋邦太郎)
高橋俊夫 荷風文学の知的背景 笠間書院 1975.01.30 荷風日記読書生地索引、永井荷風年譜
高橋俊夫 荷風文学閑話 笠間書院 1978.01.30 小説「来訪者」の詩情、荷風と月、「ぼく東綺だん私注」補遺、荷風分参照
高橋俊夫 永井荷風と江戸文苑 明治書院 1983.02.20 永井荷風と西鶴、茂睡(『紫の一本』と『日和下駄』)、芭蕉、宝井其角、
高橋俊夫 近代作家と「江戸」 楼楓社 1987.02.10 荷風と裳川、亀田鵬斎と永井荷風、桜所、少年期の漢詩など
高橋俊夫 小説「来訪者」の詩情 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
高橋俊夫 作家の自伝4 永井荷風 日本図書センター 1994.10.25 荷風思いで草(相磯凌霜と荷風の対談)おじいさんのこと、藤蔭静枝さんの
高橋俊夫 「四畳半襖の下張り」惣ざらえ 大空社 1997.09.11 本文と注解、秘稿本の流出、裁判における証言三種
高橋俊夫 永井荷風と西鶴 ー西鶴・春水・荷風ー クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
高橋俊夫編 永井荷風『つゆのあとさき』作品論集 クレス出版 2002.06.25 『つゆのあとさき』を作家、文芸評論家たちはどう読んだか。戦前からの3
高見順 浅草の荷風 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
高山宏 「宛然パノラマを見るに異ならず」 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
竹内実 風俗と思想 岩波書店 1973.05.01 旧版「荷風全集」月報28
竹下英一 昨日の花 岩波書店 1972.12.01 旧版「荷風全集」月報23
竹下英一 昨日の花 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
竹下英一 「つゆのあとさき」の題名 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
武田勝彦 荷風とニューヨーク 岩波書店 1971.10.01 旧版「荷風全集」月報9
武田勝彦 リヨンのちまた 岩波書店 1972.08.01 旧版「荷風全集」月報19
武田勝彦 オノト・ワタンナについて 岩波書店 1973.02.01 旧版「荷風全集」月報25
武田勝彦 荷風の青春 三笠書房 1973.03.15 序文 遠藤周作、実地に検証された荷風の足跡、荷風とイデスほか
武田泰淳 沈山と毅堂 岩波書店 1972.04.01 旧版「荷風全集」月報15
武田泰淳 荷風文学の真髄 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録、座談会(伊藤整、武田泰淳、三島由紀夫)
竹西寛子 断腸亭日録読 岩波書店 1973.03.01 旧版「荷風全集」月報26
竹村知子 かんかんのう、きゅうらいす 屑屋散人物語 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
竹盛天雄 永井荷風年譜 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
竹盛天雄 『下谷叢話』縁起 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
竹盛天雄 永井荷風と森鴎外 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
田辺聖子 遊離する貴種、荷風 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報10
田辺貞之助 小名木川三世相 岩波書店 1972.02.01 旧版「荷風全集」月報13
谷崎潤一郎 「つゆのあとさき」を読む 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
谷崎潤一郎 「つゆのあとさき」を読む 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
谷崎潤一郎 「つゆのあとさき」を読む クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
種田政明 人さし指の白い布 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
田山花袋 永井荷風 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
千葉正昭 『おかめ笹』 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
塚本康彦 荷風の須磨 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報30
塚本康彦 対談荷風文学の軌跡 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
塚谷晃弘 荷風の音楽観について 岩波書店 1973.04.01 旧版「荷風全集」月報27
柘植光彦 『腕くらべ』論 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
柘植光彦 四畳半襖の下張 校注・解題 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
柘植光彦 『ぼく東綺譚』 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
辻邦生 荷風の頃の人 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報1
常石史子 荷風小説 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
椿実 荷風の花柳小説 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
坪内祐三 『ぼく東綺譚』をめぐる二人の校正者 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
鶴見俊輔 日記の荷風 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報19
寺田透 荷風文学の偏奇 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
寺田透 荷風と白鳥 岩波書店 1971.11.01 旧版「荷風全集」月報10
寺田透 偏奇性感冒 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
東京都江戸東京博物館 「永井荷風と東京」展 東京都江戸東京博物館 1999.07.26 企画展「永井荷風と東京」展の図録。資料リストおよび主要展示資料の写真
道明信治郎 ぼく東綺譚を書かれた頃 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
徳川無声 遠心と求心 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
戸松泉 明治・吉原・無縁寺 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
アラン・ナウム 永井荷風とフランス 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報9
永井勝三 五十年前を偲ぶ 岩波書店 1971.04.01 旧版「荷風全集」月報3
永井荷風 正宗谷崎両氏の批評に答ふ クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
永井龍男 蚊 岩波書店 1972.07.01 旧版「荷風全集」月報18
中澤千磨夫 聞く人/見る人/歩く人 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報29
中澤千磨夫 荷風と踊る 三一書房 1996.03.15 出発 「狐」の世界、フランス憧憬『あめりか物語』、小林秀雄と通して、
仲沢清太郎 ロック座の踊子と荷風 岩波書店 1971.09.01 旧版「荷風全集」月報8
仲沢清太郎 荷風散人とロック座と 岩波書店 1973.03.01 旧版「荷風全集」月報26
中島悦次 荷風翁の書簡の思い出 岩波書店 1973.05.01 旧版「荷風全集」月報28
中島国彦 主要参考文献・解題 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
中島国彦 荷風『見果てぬ夢』の復権 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
中島国彦 『荷風全集』の風貌と荷風像 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
長島裕子 描かれた植物 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
中島国彦編 新潮日本文学アルバム「永井荷風」 新潮社 1985.09.25 写真豊富
中野好夫 The Rivers Sumida 岩波書店 1971.06.01 旧版「荷風全集」月報5
中村幸彦 「柳さくら」へんちき論 岩波書店 1971.07.01 旧版「荷風全集」月報6
中村幸彦 荷風と戯作者 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
中村真一郎 永井荷風文学入門 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
中村真一郎 荷風日記について 岩波書店 1972.02.01 旧版「荷風全集」月報13
中村真一郎 荷風と西欧 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
中村真一郎 荷風の生涯と芸術 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
中村真一郎 荷風とフランス文学 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報5
中村良衛 「奇人伝説」戦後マスコミが伝えた荷風像 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
中村良衛 永井荷風年表 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
中村真一郎 『つゆのあとさき』解説 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
中村光夫 永井荷風論 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
中村光夫 荷風文学を裁断する 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」収録、座談会(中村光夫、福田恒存、三島由紀夫)
中村光夫 荷風の青春 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
中村光夫 荷風とフランス 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
中村光夫 「四畳半」裁判における証言 大空社 1997.09.11 『「四畳半襖の下張」惣ざらえ』に収録
中村好衛 荷風の文体 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
中山義秀 箱根問答 岩波書店 1972.11.01 旧版「荷風全集」月報22
成瀬正勝 荷風日記と西洋文学 岩波書店 1971.04.01 旧版「荷風全集」月報3
成瀬正勝 荷風と「やつし」 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
野上弥生子 日記について 岩波書店 1973.03.01 旧版「荷風全集」月報26
野口富士男 わが荷風 集英社 1975.05.30 年譜、参考文献が詳しい
野口富士男 『ぼく東綺だん』をめぐって 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
野口富士男 堤上からの眺望 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
野坂昭如 「四畳半襖の下張り」裁判証言 「面白半分」 1974.08.17 「面白半分」増刊号、裁判証言全記録
野田宇太郎 荷風雑感 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
野田宇太郎 古写真のなかの荷風 岩波書店 1971.12.01 旧版「荷風全集」月報11
野田宇太郎 文学散歩 別巻1 文一総合出版 1979.06.10 余丁町にて、偏奇館跡
野間光辰 江戸芸術論読後 岩波書店 1972.03.01 旧版「荷風全集」月報14
花柳章太郎 すがのの先生 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
浜田義一郎 荷風と大田南畝 岩波書店 1972.04.01 旧版「荷風全集」月報15
半藤一利 荷風さんと「昭和」を歩く プレジデント社 1994.12.27 小さすぎた棺、本間正晴の妻、薩長嫌い堀口大學先輩など
半藤一利 わたしの荷風会見、目撃記 都市出版「東京人」 1998.09.01 特集「荷風と東京の戦後」
半藤一利 永井荷風の昭和 文芸春秋 2000.06.10 『荷風散と昭和を歩く』の文庫本、文庫化に当たり改題。解説吉野俊彦
樋口修吉 贋冬扇記 白水社 1996.10.10 『ぼく東綺譚』の姉妹編として永井荷風が構想しながらついに明らかにされ
樋口修吉 「正午浅草。アリゾナに飯す」 都市出版「東京人」 1998.09.01 特集「荷風と東京の戦後」
日高基裕 偏奇館の荷風先生「つゆのあとさき」のことなクレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
桶谷秀昭 『断腸亭日乗』覚書 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
桶谷秀昭 天心 鑑三 荷風 小沢書店 1984.12.20 岡倉天心、内村鑑三、永井荷風の三人に見る「文明の変質と感受性の運命」
日夏あき之介 荷風氏のこと 岩波書店 1973.05.01 旧版「荷風全集」月報28
日夏耿之介 永井荷風の芸術 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
日野龍夫 大沼沈山の「天保新楽府」 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報18
平岡敏夫 『つゆのあとさき』 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
平野謙 永井荷風 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
平山晴朗 荷風先生と雑誌”大和” 岩波書店 1972.06.01 旧版「荷風全集」月報17
深尾須磨子 レジスタンスの真髄 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
府川充男 『珊瑚集』の組版を題材に印刷史家が辛うじて青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
福田恒存 荷風文学と情緒 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
福田恒存 荷風文学を裁断する 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」収録、座談会(中村光夫、福田恒存、三島由紀夫)
福田恒存 永井荷風 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
福永武彦 堀辰雄の「荷風抄」(一〕 岩波書店 1971.08.01 旧版「荷風全集」月報7
福永武彦 堀辰雄の「荷風抄」(二) 岩波書店 1971.09.01 旧版「荷風全集」月報8
福永武彦 堀辰雄の「荷風抄」〔三〕 岩波書店 1971.10.01 旧版「荷風全集」月報9
福永武彦 珊瑚集のことなど 岩波書店 1971.12.01 旧版「荷風全集」月報11
福永武彦 荷風の「花火」の一節について 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
古井由吉 「深川の唄」に添って 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報2
古屋健三 永井荷風 冬との出会い 朝日新聞社 1999.11.01 欠落の序幕と終幕、移りゆく風景、白の体験、生きる場所、理想と現実、危
古屋健三 理想の女 『つゆのあとさき』の世界 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
古山高麗雄 わたしのぼく東綺譚 小沢書店 1989.03.20 エッセイ集
堀口大學 師恩に思う 岩波書店 1971.06.01 旧版「荷風全集」月報5
前川愛 『狐』ー荷風の原風景 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
牧羊子 頼まれた珊瑚集 岩波書店 1971.12.01 旧版「荷風全集」月報11
正宗白鳥 永井荷風 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
正宗白鳥 「腕くらべ」その他 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
正宗白鳥 永井荷風論 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
益井清 大正五・六年 岩波書店 1972.03.01 旧版「荷風全集」月報14
増井豊 市川のこと 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
松浦寿輝 荷風と「世紀末」 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報12
松島栄一 中州・土州橋について 岩波書店 1972.11.01 旧版「荷風全集」月報22
松田良一 永井荷風の出発 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
松田良一 永井荷風 オペラの夢 音楽之友社 1992.07.10 アメリカ洋行の理由、オペラへの野心、荷風が鑑賞したオペラとコンサート
松田良一 近代という悪霊 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
松田良一 『すみだ川』 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
松本恵子 永井荷風先生の原稿 岩波書店 1972.09.01 旧版「荷風全集」月報20
松本哉 永井荷風の東京空間 河出書房新社 1992.12.10 見開き荷風年表、空から見た東京全景、荷風さんの身長、猪場毅氏のこと、
松本哉 永井荷風のひとり暮らし 三省堂 1994.03.15 「大荷風」の成立事情、追いかけられた荷風など
松本哉 荷風極楽 三省堂 1998.12.10 『ふらんす物語』のほろ苦さ、荷風年表、震災の頃、日記の虚実、荷風散人
松本哉 女たちの荷風 白水社 2002.10.30 松本哉の「荷風論」の第三弾。荷風の女性関係を根ほり葉ほりほじくり返し
松山省三 カフェー・プランタン 岩波書店 1971.12.01 旧版「荷風全集」月報11
丸谷才一 「四畳半襖の下張り」裁判証言 「面白半分」 1974.08.17 「面白半分」増刊号、裁判証言全記録
三島由紀夫 荷風文学を裁断する 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」収録、座談会(中村光夫、福田恒存、三島由紀夫)
三島由紀夫 荷風文学の真髄 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録、座談会(伊藤整、武田泰淳、三島由紀夫)
南明日香 『冷笑』 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
南田淳 『踊子』考 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
宮城達郎 後期の荷風文学 岩波書店 1971.11.01 旧版「荷風全集」月報10
宮城達郎 学校時代の永井壮吉 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
三好文明 荷風とローデンバッハ 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
村上菊一郎 渡仏前の荷風について 岩波書店 1971.04.01 旧版「荷風全集」月報3
村松剛 ローマン派の魂 岩波書店 1972.05.01 旧版「荷風全集」月報16
群ようこ 憧れの人、荷風 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報20
籾山泰一 おもいで 岩波書店 1971.05.01 旧版「荷風全集」月報4
森銑三 荷風さんと私 岩波書店 1973.04.01 旧版「荷風全集」月報27
森安理文 永井荷風 ひかげの文学 国書刊行会 1981.12.10 下町、異郷、歌枕、隠棲、土着、個。狐ー反倫理の上の肉親の情、ぼく東綺
森安理文 つゆのあとさき ー艶冶は至上の美徳であるークレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
森類 対面 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
八木光昭 「すみだ川」から『柳さくら』へ 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
矢切隆之 なぜ「四畳半襖の下張」は名作か 三一書房 1995.03.15 ポルノはヘアより強し、芥川龍之介、谷崎潤一郎、資料:赤い帽子の女(上
安岡章太郎 飾窓の前の老人 岩波書店 1971.02.01 旧版「荷風全集」月報2
安岡章太郎 飾窓の前の老人 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
安岡章太郎 私のぼく東綺譚 新潮社 1999.06.25 昭和20年3月、傷病兵として帰還した著者の慰めとなった「名作のこころ
柳田泉 荷風と箒葉山人 岩波書店 1973.03.01 旧版「荷風全集」月報26
矢野峰人 荷風日記 岩波書店 1973.05.01 旧版「荷風全集」月報28
矢野誠一 荷風の誤植 青蛙社 2002.08.20 随筆集。なかに荷風関連二つ。『ぼく東綺譚』の作者とカツ丼、荷風の誤植
藪田義雄 荷風と白秋 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
山内秋生 荷風先生と木曜会 岩波書店 1971.02.01 旧版「荷風全集」月報1
山内秋生 荷風先生の片鱗 岩波書店 1971.11.01 旧版「荷風全集」月報10
山田朝一 荷風先生の処女出版『野心』について 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
山田朝一 『一月一日』初出誌について 岩波書店 1973.04.01 旧版「荷風全集」月報27
山田朝一 荷風本の人気 ボナンザ「本の本」 1975.12.01 「本の本」特集・永井荷風
山田登世子 時代遅れの衣裳 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
山野博史 尖鋭なる反時代的日録 断腸亭日乗 朝日新聞社「月刊Asahi1993.01.01 保存版大特集 日本近代を読む「日記大全」
山本健吉 「おもかげ」 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
山本健吉 荷風と春水 岩波書店 1971.09.01 旧版「荷風全集」月報8
湯浅芳子 荷風の矛盾 岩波書店 1973.01.01 旧版「荷風全集」月報24
結城信一 自製索引の愉しみ 岩波書店 1973.02.01 旧版「荷風全集」月報25
横田順爾 荷風に関する雑文 青土社「ユリイカ」 1997.03.01 永井荷風特集(97年3月号)
吉井勇 荷風氏への歌 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
吉川兼光 荷風に逢わざるの記 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
吉田英二 『停電』のことなど 岩波書店 1973.04.01 旧版「荷風全集」月報27
吉田精一 「冷笑」雑感 岩波書店 1971.05.01 旧版「荷風全集」月報4
吉田精一 永井荷風 楼楓社 1979.12.12 吉田精一著作集5、永井荷風の好色趣味、荷風と銀座・浅草、荷風と女たち
吉田精一 珊瑚集 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
吉田精一 「四畳半」裁判における証言 大空社 1997.09.11 『「四畳半襖の下張」惣ざらえ』に収録
吉田精一 つゆのあとさき クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
吉田精一 永井荷風 塙書房 1953.11.30
吉野俊彦 『断腸亭日乗』 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
吉野俊彦 鴎外・啄木・荷風 ネスコ 1994.03.04 鴎外・啄木・荷風の隠された戦い、三人の関連年譜
吉野俊彦 「断腸亭」の経済学 NHK出版 1997.07.25 荷風文学の収支決算、『断腸亭日乗』を経済・金融から読み解く、第一次大
吉野俊彦 永井荷風と河上肇 NHK出版 2001.06.30 四角四面のマルクス経済学者と女三昧の無頼の作家。同年生まれの対極の二
吉行淳之介 「つゆのあとさき」雑感 岩波書店 1971.09.01 旧版「荷風全集」月報8
吉行淳之介 「四畳半襖の下張り」裁判証言 「面白半分」 1974.08.17 「面白半分」増刊号、裁判証言全記録
吉行淳之介 抒情詩人の扼殺 河出書房新社 1981.09.30 『文芸読本 永井荷風』収録
吉行淳之介 「つゆのあとさき」雑感 クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
羅勝會 永井荷風と谷崎潤一郎 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
劉岸偉 朧なる風景 岩波書店 1995.08.01 『荷風全集』月報22
劉建輝 帰朝者・荷風 明治書院 1993.01.25 柳北と荷風、二つの西欧(鴎外と荷風の洋行体験)、ニューヨークの効用、
劉建輝 ひかげに徹す ー昭和初期の荷風ー クレス出版 2002.06.25 高橋俊夫編「永井荷風『つゆのあとさき』作品論集」に収録。
和田顕太郎 荷風翁銀座裏話 霞ヶ関書房 1961.04.30 荷風先生を偲ぶ会・編著『回想の永井荷風』に収録
渡辺善雄 荷風私論 国書刊行会 1988.06.30 坂上博編『日本文学研究大成 永井荷風』収録
渡辺芳紀 文学アルバム=永井荷風 至文堂 2002.12.01 「国文学解釈と鑑賞」特集永井荷風を読む
和田芳恵 序の口 河出書房 1956.10.05 臨時増刊「文藝」永井荷風読本に収録
鷲津郁太郎 荷風回想 岩波書店 1972.05.01 旧版「荷風全集」月報16
合計 417

2007年9月9日日曜日

「恥ずかしかったけど、やっぱり富士山がいい」(清水國明) ……加藤登紀子に較べてよほど正直な人



今晩の馬鹿テレビ東京:
Yahoo!テレビ - 日曜ビッグバラエティ: "日曜ビッグバラエティ◇タレントや著名人がプライベートの理想郷としてたどり着いた大自然での生活に密着。千葉・鴨川でロハスライフを送る加藤登紀子は、娘や孫と野菜作りを満喫している。また、清水國明の現在の拠点は山梨・富士河口湖町。2005年に自然の温かさを伝えるための施設を設立した。ログハウス造りに夢中の清水は、ログハウスをついのすみかにしたいと語る。果たしてどんなログハウスを完成させるのか。"
好感が持てたのは、清水國明。チェーンソーで自分の足を切りながら、頑張っている。清水の体をはった田舎暮らしに比べ、加藤登紀子のは、微妙に胡散臭いな。

清水國明は、なんでも一生懸命なのがいい。だからブラックバス擁護論(下記の本)を書いてしまって、ニッポンのPTAおばさんなどの「環境主義者」から総攻撃を受けてしまった。思いこみの強い「PTAおばさん」や「環境主義者」」を敵にしては客商売はやっていけない。芸能人としての清水國明の生命はこれで断たれてしまったと言っていいが、彼がいい人間であることには変わりはないのである。彼は正論を言ったまでだと思う:

清水國明『釣戦記、ブラックバス琵琶湖リリース禁止裁判』……何だかユウツになる読後感 

その清水國明の体をはった田舎暮らしに比べ、加藤登紀子のそれは、なんだか嘘くさい。全共闘の指導者だった旦那がうまいことして手に入れた千葉県の壮大な農場をもとに「自給自足」暮らしをして自慢している。現代ニッポンに置いてはある程度の農地さえ持って居れば「自給自足」は可能。固定資産税はゼロに等しいし、年貢を納める必要がないからだ。

でも、農地の固定資産税がゼロに等しいのは、農民が日本国民の食糧を供給してくれるという前提があってこそだ。その貴重な国土である農地を使って都市住民に役に立たない「自給自足」をしているのでは、自分の農地に「宅地並の固定資産税」を払ってくれなければ、筋が通らない。都市住民は猫の額ほどの家庭菜園に宅地基準の固定資産税を払っている。ごく小規模の庭でも年間何十万円にも上る。加藤登紀子の趣味的農園は固定資産税を払っていないはずだ。

これは加藤登紀子のケースばかりには限らない。ニッポンのほとんどの農家がやっていることは、加藤登紀子と同じような「趣味的園芸農業」である。「地産地消」とかいって所詮自給自足を目指す「家庭菜園農業」なのである。それはそれで結構だが、だったら、農地にも宅地並みの固定資産税を払って貰わないと、理屈の整合性がとれない。日本の限られた貴重な国土を「趣味的園芸農業」を続ける既得権者集団が無駄に浪費しているのである。

ニッポンの農業問題は「土地問題」に他ならない。これを正確に認識することがすべての議論の起点である。

2007年8月29日水曜日

〔再録〕サイデンステッカーが死んだ……彼が一番愛していた日本の作家は誰だったのか? August 29, 2007


 サイデンステッカーが死んだ……彼が一番愛していた日本の作家は誰だったのか?


日経記事:
NIKKEI NET(日経ネット):サイデンステッカー氏死去、川端康成ら世界に紹介 : "「源氏物語」や川端康成作品などの英訳で知られる日本文学研究者で米コロンビア大名誉教授のエドワード・ジョージ・サイデンステッカー氏が26日、外傷性頭蓋内損傷のため東京都内の病院で死去した。86歳だった。お別れの会を行うが日取りなどは未定。"
この記事では川端康成のことばかりで永井荷風のことを書いていない。「片手落ち」ではないか? サイデンステッカーが一番親近感を感じていた日本の作家は永井荷風だったからである。

このことはここに書いた:

サイデンステッカーが一番愛した日本の作家、永井荷風 

三年前に書いたブログエントリーであり、もうすっかり忘れていた。先ほど当サイトへのアクセス解析を見て、この記事を読みに来られる方が多いのに気がついた。Google で「サイデンステッカー」を検索すると、小生の文章が二番目に表示されることが理由だとわかった。

有り難いことである。サイデンステッカーと永井荷風の関係、ひいては永井荷風の現代性について、もっと注目されていいと思うからである。

エドワード・ジョージ・サイデンステッカー(Edward George Seidensticker, 1921211 - 2007826日)。合掌。

Posted: Wed - August 29, 2007 at 06:29 PM   Letter from Yochomachi   永井荷風   Previous  Next   Comments (4)

2007年6月22日金曜日

NHKどうする日本「介護問題」……介護を商売にする輩が多すぎるのでは?



この番組:
Yahoo!テレビ - 地域発!どうする日本 : "▽介護・あなたの老後は大丈夫?解決策を探る▽脱大型施設で24時間安心の街▽医療参加で理想の在宅支援▽実現オーダーメード介護"
やたら危機意識ばかりを煽る番組だったが、問題の本質は別のところにある。

日本の介護制度が行き詰まっている根本的な理由は、「官僚主義と営利主義の悪しき融合」にある。「官」が必要以上に複雑な制度を決めて、その制度で飯を食う不必要な人間を多量に作りだし、おまけにその制度の運営を「利益を保証する」ことで民間に委託したことにある。官の煩雑な文書主義的小役人お上意識仕事と民間の営利至上の儲け主義の「悪しき合同」。これがニッポンの介護制度に他ならない。

老人の介護に当たっている現場の介護士には皆から集める介護保険料の一割程度しか払われないらしい。ほとんどがデスクワークだけをする終身雇用のサラリーマンの事務経費に浪費されるのだ。ニッポンの介護システムとは巨大な官僚システムに成り上がっている。

今晩の番組でも、デスクワークだけをしている「頭でっかち」が偉そうなことをしゃべっていた。おいらが払っている介護保険料を、あんたらなんかには払わず現場の介護士だけに回すことが出来れば、いくらでもフィリッピンから住み込み介護士を雇えるのである。国民が払う介護保険料のほとんどは、介護で食っている利権者のお給料に回ってしまっているのは、理不尽である。

介護専門のどっかの病院のセンセー(ヒゲ親父)がうっかり漏らしてしまった失言がそれを如実に物語っている。彼はいった:
我々の病院では15分ルールというのを作っています。事前にデータを皆が勉強して会議にでることで、この患者さんを「どう処分するか」15分以内に決めるのです。

年寄りは「処分」の対象かよ〜。単なる言い間違いであったのだろうが、「言い間違いこそがその人間の本当の意識を反映している」とはユングの言葉だったか。

日本の老人介護は今やあまりに官僚的になりすぎて、同時にあまりにも儲け主義の対象と成り果ててしまった。もっとみんな自分で払うお金の使い道を自由に決められるようにした方がいい。今のままでは、制度が破綻するのは目に見えている。

2007年6月9日土曜日

Le Monde ; クルマの色で事故率が違う!


へ〜:

Le Monde.fr : La couleur d'une voiture annoncerait le risque d'accident : "Les voitures noires sont plus souvent impliquées dans des accidents de la route et les blanches sont plus sûres, selon les résultats d'une étude australienne."
白が一番安全で、黒が一番危険だとのこと(事故率12%アップ)。

危険な順に:
  1. 灰色
  2. 銀色
  3. ブルー

オーストラリアの85万件以上の事故記録に基ずく調査だとのこと。

一方、ニュージーランドでは別の調査結果が出ている:

http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C2000001874/E20060508180851/index.html

国土の風景なんかで結果が違ってくるのだろう。ニッポンでも早急にこういう調査をやるべき。また自動車保険料にも反映させるべき。

Posted: Sat - June 9, 2007 at 11:33 AM   Letter from Yochomachi   Le Monde(ルモンド抄訳)   Previous   Next   Comments (2)